看護師を増やせと街頭宣伝
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山梨民医連のみなさんが、医師を増やせ、看護師を増やせ、国はもっと介護にお金を使ってくださいと訴える街頭宣伝をしました。
医師や看護師、介護職員のみなさん140人が参加し、ハンドマイクでリレートークをしたり、署名を集めたりしました。
現場で実際に苦労されているみなさんが、医師や看護師を増やさないと医療崩壊、介護崩壊が起こる、介護という過酷な労働に見合った労働条件を保障しなければ介護を担う人がいなくなる、などと訴えたのですが、とても迫力がありました。
国が医療や介護をどれだけ重視するかは、その国が国民をどれだけ大切にしているか、ひいては国のあり方そのものを良く表していると思います。
日本も、ヨーロッパ諸国並みに医療や介護にお金を使うようにと求める世論の大波を、みなさんと力を合わせて起こしたいと思います。
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6月7日に甲府市内で開かれた「医師を増やし地域医療守ろう!6.7県民のつどい」(同準備会主催)に参加しました。
メインは、済生会栗橋病院副院長の本田宏さんの記念講演です。
本田さんは「誰が日本の医療を殺すのか」という著作のある人で、日本中を駆け回って講演しています。
本田さんによると、日本の医師数はOECD平均よりも14万人も不足しているそうです。年間3000人ほどずつ増えているけれども、このペースでは平均まで30~40年もかかります。
いわゆる「医師の偏在」(=医師が足りないのは特定の科であるとか、地方であるとか)ではなく、絶対数が足りないということです。
高齢化が進み、医療への需要が急速に高まることが予想されるのに、これでは「医療崩壊」は止まりません。早急な対策が必要です。
さて、本田さんが講演の冒頭でお話をしていたことが強く印象に残りました。
それは、いろいろなところで講演してきたけれども、山梨のように幅広い人たちが集まったのは珍しいということでした。
会場には400人が詰め掛けました。
呼びかけ人には県医師会会長、県保険医協会会長、県医師会勤務医部会長、山梨民医連会長、公立病院院長、私立病院院長、市町村長、医学部生などの名前がずらりと並んでいます。
後援団体には呼びかけ人のみなさんの団体のほか、県ボランティア協会、地元マスコミ各社、県老人クラブ連合会、労働組合、市民団体、政党(公明党を除く)など、これまた幅広い団体が名を連ねています。山梨県社保協も後援させていただきました。
ユーモアを交えた本田さんの講演が面白かったこととあわせて、会場全体が「地域医療を守るために力を合わせよう」という温かい空気に包まれている感じがしました。
山梨の「医療崩壊」を食い止める画期となるであろう、すごい瞬間に立ち会った気がします。
準備をされたみなさん、本田さん、報告をされた勤務医、県担当者、医学生のみなさん、ありがとうございました。
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13日午後、「医師・看護師増やせ 後期高齢者医療制度の中止・撤回を 12・13甲府駅前宣伝行動」が行われました。150人が参加し、看護師やSW、介護職員など9人がハンドマイクでリレートークをするなどしました。
YBS、UTY、甲府CATVのテレビ3局の夕方のニュースで報道されました(私はUTYしか見られませんでしたが。明日の新聞はどうかな?)。
私もマスコミの事前取材を受けたのですが、医師・看護師不足の問題への関心の強さを感じました。看護師さんが訴えをするのかとか、白衣を着て行動するのかなんてことも聞かれました。(白衣のほうが絵になるからでしょうか?)
当日の様子ですが、白衣やゼッケンに身を包み、横断幕やのぼりを手にした人たちが、信玄像前に続々と集まり、署名を集めたり、全日本民医連の「青ビラ」を配りながら、「国はもっと医療にお金を使ってください」「山梨県の高齢者医療費助成制度を守りましょう」とアピールするさまは壮観でした。
リレートークでは、看護師やSWの人たちが「人員不足で分刻みの過密労働、患者さんの声に十分耳を傾けられないなどの悩みを抱え、燃え尽きて退職した仲間がいます」「利用料が払えず訪問介護を断わるお年寄り、常時見守りが必要なのに施設は数年待ちで、入退院を繰り返している人がいます」「ヘルパーは専門性が必要な職業なのにそれに見合う待遇がなく、将来に希望が持てない」と、現場の深刻な実情を訴えました。実際に困難に直面している人の訴えは迫力が違いますね。
甲府市社保協は「甲府市が全国に誇る65歳医療費助成制度の対象を縮小させないために、力を合わせましょう」と呼びかけました。こちらも焦眉の課題です。
医療の問題が大きな注目を集めていることを改めて感じた日でした。
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